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筆記具の顔「クリップ」

挟むという機能だけでなく、クリップには製品のイメージを決める顔としての役割があり、優美な曲線、微妙な光沢、繊細な彫刻などさまざまな表情が求められ、メッキや材質、取り付け方法も千差万別。さらに、厳しい耐久性や耐蝕性も必要です。

これらの必要条件にお応えできるわが社の技術は、万年筆部品の製造で一番難しいといわれるペン先の製造を生業とする半世紀の歴史と技術の継承によるものです。

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陰で支える「板バネ」

キャップ式筆記用具や化粧品からカーアンテナまで、二つに別れた製品をスムーズに嵌合し、また分離するには、カッラとも呼ばれる板バネが見えないところで働いています。

板バネは用途、生産数量によって製造方法もさまざまです。大量生産、低コストに適した完全オートメーションから、少量、複雑形状に適した匠の手わざ生産まで、多様な条件にお応えできる設備と技術を持っています。

筆記具の顔「クリップ」

今や技術は日々進歩。IT革命は高度な伝統の技術とハイテクノロジーの融合から生まれる高品質、高精度のミクロの部品を希求しています。プレス加工の極み、万年筆のペン先加工で培った技と生産ノウハウが、そのご要望にお応えします。

品質の源「金型」

単に寸法や精度だけでなく、繊細な仕上がりを求められるクリップ。微細な嵌合力の微調整が求められる板バネなどは、コンピュータ制御による最先端技術にプラスして、匠から匠に受け継がれた手わざから生み出される高精度の精密さが不可欠です。金型を外注するプレス加工会社が多い中、製造部門と緊密に連携し、ミクロの世界の匠の感覚領域で、納得いくまで精度を追求する金型社内製作が高品質の源です。

試作から金型製作 小ロットから大量生産まで

・単発工程

高級グリップでは単発行程10工程以上の品物もあります。

・順送工程

ハードディスク部品では月産500万個の品物もあります。

・ロボット工程

クリップ・バネ製品ではロボットも活躍します。

・バレル工程

各種バレルは表面の滑らかさ、光沢を求めて夜間も稼働しています。

・メッキ工程

ニッケル、スズコバなどを安価で大量生産できます。

・組み立て工程

筆記具、OA機器部品の組立ても行います。

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株式会社 日本万年筆製造所

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